役

役は、上がった手の形や上がり方に付く得点のパターンです。World Jan には 21 の役があり、その多くは地理から来ています。3 組がどの国・どの地域の牌でできているか、です。それぞれの役について、条件、形が関係する役には例の手、名前の由来、狙い方を書いています。

上がった手に付く役はすべて足し、得点は役点 × 100 を相手から受け取ります。3 つの役満はそれぞれ 30 点で、ほかの役は数えません。Globe は各組で 1 枚の代わりになり、地理の役では代わった牌として数えます。

Win1 点

上がり

どんな上がりにも付く 1 点です。いちばん地味な 3 組でも何かしら得点になるようにしています。麻雀では上がるのに役が 1 つ要りますが、ここでは上がりそのものが役です。

CPU がテンパイに近いときは、地味でも速い手でこの 1 点を取るほうが、遅い高い手より得です。まず速さ、価値はついでに。

Riichi1 点

リーチしていた(あと 1 枚で上がれる形になると自動で宣言)

リーチ麻雀では、リーチは手を固定する賭けです。World Jan ではあと 1 枚になった瞬間に自動で宣言され、それでも 1 点付きます。

コストがないので決断は要りません。あるのは結果だけで、リーチ後は上がれない牌が自動で捨てられます。後から待ちを変えられないので、できるだけ多くの牌で待てる形でテンパイしましょう。

Tsumo1 点

自分で引いた牌で上がった

CPU の捨て牌ではなく、自分で引いた牌で上がることです。自己対戦では上がりの約 6 割がツモで、ロンより多く付く点です。

待ちが広いほどツモは早く来ます。すでに 2 枚捨てられた牌で待つと山には 1 枚しか残りません。Globe や別の牌で待つほうがよいこともあります。

Concealed1 点

鳴いていない

ポンもチーもしていないことです。名前は麻雀から借りました。鳴いていない手は門前(めんぜん)と呼ばれ、点が高くなります。

鳴けばたいてい 1〜2 手番早くなり、代わりにこの 1 点を失います。Normal の CPU は 2 枚以上足りないときにだけ鳴き、最後の 1 歩は門前で進めます。Hard は最後の 1 歩でも鳴きます。負けているときは Hard をまねましょう。

Route1 点

Route 1 組ごと

同じ国の 1・2・3 をそろえた組で、1 つの国を巡る旅です。いちばん作りやすい組で、1 種類の牌を 3 枚とも集めるのではなく、同じ国の違う牌を 1 枚ずつ、計 9 枚の中から集めます。

Route は 1 組ごとに 1 点なので、3 組なら Grand Tour を足す前に 3 点になります。各牌は 3 枚しかないので、どちらにも行ける手なら Route に寄せましょう。

Grand Tour3 点

3 組とも Route(Route に加えて)

3 組とも Route、つまり 3 か国を巡る旅です。Route の 3 点の上に重なるので、この形だけで 6 点になります。

3 つの国を 1 つの役のグループから選ぶと、地理の役も重なります。ペルー・チリ・メキシコの Route が 3 組なら、Grand Tour と Pacific Rim と Ancient World と New World が同時に付きます。

Twin Triplets1 点

Triplet が 2 組以上

Triplet が 2 組以上ある手です。Triplet は 1 種類の牌を全部集める必要があって珍しいので、2 組そろえばボーナスが付きます。

すでに手の中に牌があるときだけ狙う価値があります。2 組目の Triplet は Globe で完成させてもかまいません。CPU の捨て牌をポンするのが近道です。

Hometown役満 · 30 点

1 か国の 1・2・3 をそれぞれ Triplet

1 つの国の牌 9 枚、つまりその国の 1・2・3 をそれぞれ Triplet にした手です。故郷から一歩も出ていません。3 つの役満の 1 つです。

3 種類の牌の全部の枚数が手に入るか、足りない分を Globe で埋める必要があるので、ほぼ運とポン次第です。ある国の 3 種類の牌を 2 枚ずつ持っているなら、狙う価値があります。

One Region2 点

9 枚すべて同じ地域

9 枚すべてが同じ地域の牌、卓の上では全部同じ色の手です。どの地域にもちょうど 3 か国があるので、その 3 か国から 3 組を作ることになります。

1 つの地域の 3 か国から Route を 3 組作れば、One Region に Grand Tour と Old World か New World が重なります。配牌では何より先に色を見ましょう。

One Kind役満 · 30 点

3 組とも同じ数字の Triplet

3 組とも同じ数字の Triplet、つまり 1 が 3 組、2 が 3 組、または 3 が 3 組の手です。3 つの役満の中でいちばん難しい役です。Triplet 自体が難しいうえに、3 組とも数字をそろえる必要があるからです。

ほとんど配牌の贈り物です。2 か国の同じ数字が対子で来たら残して、CPU の捨て牌をポンしましょう。1 組は Globe で完成させられます。

Island Hopper役満 · 30 点

3 組とも日本・イギリス・ニュージーランド

3 組とも日本・イギリス・ニュージーランドの牌、ゲームに登場する 3 つの島国です。3 つの役満の 1 つで、Route だけで届く唯一の役満です。

3 つの島の Route が 3 組あれば十分です。色に注意してください。日本はアジア、イギリスはヨーロッパ、ニュージーランドは南太平洋なので、島国だと気づくまではばらばらの手に見えます。

Old World1 点

3 組ともアジア・ヨーロッパ・アフリカ

3 組ともアジア・ヨーロッパ・アフリカの牌です。15 世紀の大航海以前から知られていた大陸で、18 か国のうち 9 か国が属します。

牌の半分が対象なので、Old World はひとりでに付くことがよくあります。鏡写しが New World で、両方が同時に付くことはありません。2 組の大陸がそろったら、仲間はずれの大陸を捨てましょう。

New World1 点

3 組とも南太平洋・北アメリカ・南アメリカ

3 組とも南太平洋・北アメリカ・南アメリカの牌です。残りの 9 か国、牌のもう半分です。

New World の 9 か国のうち 8 か国が太平洋に面しているので、Pacific Rim と自然に重なります。面していないのはブラジルだけなので、ブラジルを含まない New World の手はたいてい Pacific Rim でもあります。

Pacific Rim1 点

3 組とも太平洋に面した国

3 組とも太平洋に面した国の牌です。日本からぐるりと回ってチリまで、18 か国のうち 10 か国が対象で、地理の役の中でいちばん広い役です。

グループの役でいちばん完成させやすく、組み合わせもききます。日本・ニュージーランド・カナダなら Natural Wonders、中国・メキシコ・ペルーなら Ancient World が重なります。

Southern Cross2 点

3 組とも南半球の国

3 組とも南半球の国の牌です。名前はオーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア・ブラジルの国旗に描かれた南十字星から。7 か国が対象です。

2 点の役で、南太平洋の 3 か国だけでも One Region と一緒に付きます。仲間はずれは南アフリカで、Southern Cross の国の中で唯一、Pacific Rim にも New Seven Wonders にも入っていません。

Ancient World3 点

3 組ともエジプト・中国・イタリア・メキシコ・ペルー・チリ

3 組ともエジプト・中国・イタリア・メキシコ・ペルー・チリの牌です。ピラミッド、万里の長城、コロッセオ、チチェン・イッツァ、マチュ・ピチュ、モアイと、古代の文明が築いたランドマークの国です。

3 点の役で、6 か国のうち 3 か国(メキシコ・ペルー・チリ)は Pacific Rim でもあるので、アメリカ大陸の手では両方付くことがよくあります。エジプト・中国・イタリアなら、代わりに Old World が重なります。

New Seven Wonders3 点

3 組とも新・世界七不思議

3 組とも 2007 年に選ばれた新・世界七不思議の国の牌です。万里の長城、タージ・マハル、コロッセオ、チチェン・イッツァ、コルコバードのキリスト像、マチュ・ピチュ。7 つ目のペトラには牌がありません。

6 か国からの手で 3 点です。メキシコ・ブラジル・ペルーなら New World と、中国・インド・イタリアなら Old World と一緒に付きます。鍵になるのはブラジルで、国のグループではこの役と Southern Cross にしか入っていません。

Natural Wonders3 点

3 組とも日本・ニュージーランド・南アフリカ・カナダ

3 組とも日本・ニュージーランド・南アフリカ・カナダの牌です。富士山、マイターピーク、テーブルマウンテン、ナイアガラの滝と、人が建てたのではなく自然が形づくった 4 つのランドマークです。

たった 4 か国で 3 点なので運が要りますが、4 か国のうち 3 か国は Pacific Rim でもあります。日本・ニュージーランド・カナダの Route の手なら、Natural Wonders と Pacific Rim と Grand Tour が一度に付きます。

Pure3 点

Globe を使っていない

手に Globe がないことです。Globe は上がりを楽にするので、使わずに上がった手には 3 点が付きます。山に Globe が 4 枚ある今の形では、上がりのおよそ 4 分の 1 が Globe を使っています。

Pure のために Globe を拒むのはやめましょう。いまの上がりは後の 3 点に勝ります。ただし、Globe がどうせすぐ引ける牌の代わりにしかならないときは、手を Pure のままにしておきましょう。

Express1 点

6 手番以内に上がった

自分の手番(引きと鳴き)を数えて 6 手番以内に上がることです。配牌からほぼ完成していた手か、素早い鳴きで仕上げた手です。

計画して出せる役ではありませんが、ポンとチーも引きと同じく手番に数えるので、速い鳴きで台無しになることはありません。配牌で 2 組できている手は Express の候補です。

Renchan1 点

親が連荘の局で上がった

親が上がるか流局時にテンパイだったために同じ局がもう一度行われ、その局で親が上がることです。麻雀でいう連荘(本場)です。

親の座を守ったことへの 1 点です。親のときは、速く上がれば次の上がりに 1 点余計に付く連荘の局になります。子のときは、安くて速い手で連荘を切る価値があります。